LiveShell Xの主な特徴

PC不要、長時間の安定配信を実現

PCやスマートフォンを用いたライブ配信は、長い時間に渡ってライブ配信を行なうと熱を帯びて不安定になったり、突然電源が落ちたりということも少なくありません。長時間のライブ配信を想定して開発したLiveShell Xは、PCを使わず本体とカメラ、インターネット回線だけで安定かつ高品質なライブ配信が可能。イベントを朝から晩まで連続して配信する、定点カメラによるライブカメラの設置など、長時間のライブ配信も安心してお使いいただけます。

最大解像度1080/60p。コーデックは最新のH.265も対応

ライブ配信時の最大解像度は最大1080/60pに対応し、フルHD対応ディスプレイの全画面表示でも美しい映像のライブ配信を実現。ビットレートは細かく調整できるため、利用する通信回線に合わせて最適な画質を設定できます。 エンコードは現行の主流であるH.264/AACに加え、最新コーデックであるH.265/AACに対応。H.264比で約半分の帯域で同等の画質を実現できるため、回線の通信速度が遅い場合でも従来より高画質な配信が可能になります。

最大3ストリームまでの同時ライブ配信

LiveShell Xが対応するライブ配信サービスは、国内の主要な配信サービスをほぼサポート。さらに1080/60pのエンコード性能を分割することで、最大3つのライブ配信サービスへ同時に配信できます。異なる複数のライブ配信サービスへ同時に配信することはもちろん、同一のサービスで複数のアカウントを使ってビットレートが異なる映像を複数配信する、RTMP配信とRTSP配信を混在させるなど、設定次第でより幅広く活用できます。

本体SDカードへの録画機能(H.264/H.265)を搭載

ライブ配信と同様に、最大で1080/60pのフルHDの映像を本体に装着したmicroSDカードに録画できる機能を搭載。録画もH.264に加えてH.265にも対応しており、H.265フォーマットでの録画デバイスとしても活用できます。さらにライブ配信と同時の録画にも対応、ライブ配信と録画をLiveShell Xのみで実現。録画はHDMI入力された映像に加え、専用サービス「Dashboard」で挿入したロゴやテロップ映像も含む映像を録画できます。

6時間駆動の大容量バッテリー

大容量バッテリーを搭載し、バッテリーのみで従来製品の約2倍となる6時間の連続配信を実現。屋外や移動しながらのライブ配信でもバッテリー切れを心配する必要がありません。もちろん、ACアダプタを装着すれば時間の制限なくライブ配信が可能。ACアダプタが外れると自動でバッテリーに切り替わる機能を備え、配信が途中で止まることもありません。

携帯性の高い手のひらサイズの筐体

片手で持てる程度の小型な筐体に、フルHDや同時ライブ配信、録画機能など多数の機能を詰め込みました。

本体底面および側面にはねじ穴を用意、アクセサリーシューを用いてカメラに取り付けることで、機動力の高いライブ配信を実現できます。小型な筐体は屋外や移動中だけでなく、屋内のライブ配信でも場所を取りません。

映像や音声の配信状況を確認できるモニタリング機能

ライブ配信や録画中の映像をタブレットやPCでモニタリングできる機能を搭載。「VLC Player」などのアプリケーションをお手持ちの端末にインストールし、LiveShell Xの映像をストリーミング再生することでディスプレイや分配器などを用意することなく、手軽かつほぼリアルタイムに配信映像を確認できます。最大3つの配信状況は本体LEDのカラーで確認可能。音声入力もディスプレイのピークメーターで手軽に確認できます。

自動配信再開機能やアナログ音声入力など配信に便利な数々の機能

定点カメラなどの長期間運用時、停電などのアクシデントで電源がオフになっても、電源がオンになればすぐに配信を再開。移動中のライブ配信で回線が途切れた場合でも常に再接続処理をし続け、回線が復旧次第自動的にライブ配信を再開するため、わざわざ配信再開の操作をする必要はありません。音声はHDMI以外にステレオラインのアナログ音声入力にも対応。会場のマイク設備から音を受けてLiveShell Xの配信に取り込むことも可能です。

専用サービス「Dashboard」で多彩な機能を簡単にコントロール

LiveShell X専用のコントロールサービス「Dashboard」を無料で提供。ブラウザのみで専用ソフトのインストールは不要、操作もプルダウンを選択するだけで簡単。より細かい設定を追求したい上級者向けのカスタムモードも用意し、ビットレートやフレームレートなどを自由に設定できます。インターネット経由で操作するため、本体とは離れた拠点からリモートで配信操作を行なうことも可能。万が一Dashboardが接続できない場合も配信自体は止まることはなく、操作も本体ボタンから可能です。

スイッチャー不要、本体のみでロゴやテロップを挿入・切り替え

スイッチャーなどの別機材を使わず、LiveShell Xのみでテロップを挿入できる機能をDashboardに搭載。ロゴ画像やテロップを配信映像に合成でき、好きなタイミングで表示・非表示の切り替えが可能。複数のロゴやテロップを登録しておき、配信シーンに応じて切り替えることもできます。

LiveShell Xの新機能として透過PNG画像にも対応。背景を透過したPNG画像を使うことで、任意の形状のテキストや半透明のウォーターマークもロゴやテロップに利用できます。

ネット回線不要のローカル配信など多彩な配信モードに対応

インターネットに接続することなくライブ配信できるローカルモードは、秘匿性の高い映像を社内LANのみで配信する、大学の講義をサテライト会場へ配信する、店内における監視カメラ用途など幅広い用途で利用可能。さらにLiveShell Xがサーバーとなることで配信サーバーも不要となるRTSPサーバー機能を使えば、手軽にローカル環境でのライブ配信を実現できます。エンコードにH.265を利用することで、帯域が限られた通信回線でもより高画質なライブ配信が可能です。

LiveWedgeとの組み合わせで1080pのスイッチングとライブ配信、録画を同時に実現

Cerevoのビデオスイッチャー「LiveWedge」と組み合わせることで、4入力のフルHD映像をスイッチングしつつライブ配信することも可能。LiveShell Xの録画機能を活用することで、映像のスイッチング、音声のミキシング、ライブ配信、スイッチングした映像の録画までを1080pフルHDの高画質で実現できます。LiveWedgeが標準搭載するライブ配信機能を併用すれば、最大4つのライブ配信サービスへ同時に配信することも可能です。

多数の配信サービスに対応し独自サーバへの配信も可能

YouTube Live、ニコニコ生放送、ツイキャス、Twitch、Facebookなど、国内外の主要な配信サービスに加え、Akamai、Wowzaなどの配信サーバーにも対応。また、独自に設置したサーバーへの配信も可能です。その際はRTMP方式での配信に対応したサーバーをご用意ください。各サーバーは、FMS 4.5、Wowza 3.5、Red5 1.0RC2での動作を確認済みです。

動作確認済みのライブ配信サービスはオンラインマニュアルをご参照ください。

▶︎動作確認済みのライブ配信サービス

3G/LTEモデムを利用したモバイル回線にも対応

標準でサポートする有線LAN、無線LANに加えて、別売の3G/LTEモデムの接続にも対応。モバイル回線を利用してライブ配信を行う場合は、本体が直接LTEに接続できるため、テザリングやモバイルルータといった無線LAN経由のモバイル回線に比べてより安定した通信が可能です。モデムへの電源供給もLiveShell X本体から行なうため、LiveShell Xとモデムのみで配信構成を実現できます。

  ※対応モデムはサポートページをご覧下さい。